「ヒツジを数える理由」をチコちゃんが解説 科学的にも意味があった
『チコちゃんに叱られる』眠りたいときにヒツジを数える理由に迫る。日本語では意味がなかった。
■数えるようになった理由は?
その切り替えのきっかけとなりやすいのがヒツジという言葉。だが、これは英語の「SHEEP(シープ)」である必要があるという。日本語のヒツジは効果がないようだ。
寝る前にヒツジを数える文化は「SHEEP」と「SLEEP」の発音が似ていることから英語圏ではじまった。日本では、アニメやセサミストリートなどを通じて1970年代以降に伝わり、「ヒツジ」と訳されて定着した。
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■リラックス状態に切り替え
似ているという理由で数えられるようになったヒツジだが、科学的にも意味がある。番組ではこの効果を測るため、シープと発音する人の脳波を測定。
「シープ」「シープ」と呪文のように唱えて実験する番組スタッフ。呼吸がだんだん遅くなり、ゆっくり落ち着いた状態となったスタッフ。ヒツジを数え始めてまもなく、呼吸は等間隔に。
これが切り替えのスイッチとなり、副交感神経が優位になった状態へとなっていく。数え始めて7分後、スタッフは眠りにつく。脳波も覚醒から睡眠へ変わった。
シープという言葉は息をゆっくり吐くからこそ意味があり、「ヒツジ」で実験してもリラックス状態にはならなかったと解説された。
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(文/Sirabee 編集部・Aomi)