オーナーも従業員不足に悲鳴 人出が足りないと思った出来事
陳列以外にも業務がどんどん複雑になる中、人手不足を感じている店も多いようだ。
コンビニやスーパーなど、店に買い物に行くと頻繁に新商品が発売されている。魅力的な商品に、思わず手が伸びた経験がある人も多いはずだ。しかしその裏で、従業員不足で悩まされている店舗も多いようだ。
■人手不足のコンビニ業界
経済産業省が2018年に行った「コンビニ調査」では、コンビニのオーナーに従業員数の現在の状況について聞いている。その結果、61%ものオーナーが「従業員が不足している」と答えているのだ。
さらに「従業員は足りているがなにかあれば運営に支障がでると思う」と答えたオーナーも34%おり、人手不足は想像以上に深刻であることがわかる。理由としては、「業務が複雑になっている」や「他店舗との人材の取り合い」などが挙げられていた。
そこで、しらべぇ取材班は「人手が足りないと思った出来事」について話を聞いた。
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①レジに行っても人が来ない
「晩ごはんを買うために、弁当を買いに行きました。しかし商品を選びレジに持って行こうとしたら、スタッフの人が誰も見当たりません。ただレジの前にいれば気づいてくれると思い、しばらく待っていたんです。
しかし誰も来ないために、店の中を探しました。すると、レジから見えない場所で品出ししていたんです。忙しいのはわかりますが、レジにも目を向けないと安全面も危ないと思うのですが…」(30代・男性)