『キョコロヒー』面白さの理由 日向坂46・齊藤京子とヒコロヒーの凄さ
時間帯繰り上がりで話題の『キョコロヒー』について、2人の面白さと将来性について分析。
■舟橋政宏ディレクターの力
齊藤とヒコロヒーの奇跡的ともいえる組み合わせを、計算することができた舟橋政宏ディレクターも注目だ。舟橋ディレクターは、『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)で、弘中綾香アナウンサーを見いだしたことでも知られている。
舟橋ディレクターは、予定調和にならないバラエティ作りに長けており、これからも期待株。また舟橋ディレクターは、早稲田大学時代は寄席演芸研究会というお笑いサークルで、漫才コンビ活動も。
昨今は、何かとお笑いサークル出身のプロが注目され、『アメトーーク』(テレビ朝日系)でも、「大学お笑いサークル出身芸人」回もあった。今後も、お笑いサークル出身のプロは注目だろう。
関連記事:日向坂46・齊藤京子、先輩芸人の優しさを実感 ヒコロヒーに「孫への接し方」
■ヒコロヒーの懐の深さ
そしてやはり、『キョコロヒー』の要は、ヒコロヒーの存在。通常の芸人ならば、いかに芸人が番組を面白くするかに力が入る。若手芸人ならばなおさらで、冠番組のチャンスに、どう面白いことをいうか、自分の面白さをアピールできるかに躍起にならざるを得ない。
ヒコロヒーのすごさは、そうならず、齊藤の面白さを受け止め、活かすことに力を注ぐこと。ヒコロヒーは、芸風の確立が多少はあるとはいえ、落ち着いたツッコミに徹する。この懐の深さは驚きである。