粘土製のかわいすぎるもっちりピカチュウ 作者「完成まで2週間かかった」
作者は「想像性や遊びも大切にしているので、あえて正しい形や骨格にとらわれすぎずにデフォルメしている」と話す。
石粉粘土(せきふんねんど)は、石を粉状にしたものが原料の粘土。乾燥させると素焼きの陶器のような質感になり、つや出しのニスを厚く塗ることで釉薬をかけて焼いたような風合いも出すことができる。そんな粘土を使った『もっちりピカチュウ』が、話題を呼んでいる。
■完成までトータル2週間
数々の石粉粘土作品を手掛けている動物造形作家のもんとみさんは、今年4月に作品集を出版。今回のもっちりピカチュウの制作には、トータルで2週間かかったという。
Sirabee編集部の取材に対して「不自然な空洞ができないように、親指でぴったりと粘土が密着するように造形することが難しかった」と話す。
また、「乾燥して粘土の状態が変わり、できてしまった隙間に再度親指をはめ、粘土を入れ込むなど細かな調整が必要だった」とのこと。
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■頭の中でイメージし作成
今回の造形の狙いは「粘土でどれだけ表現できるか」で、ピカチュウを手で握ったときに、きちんと現実に存在する生きものとして感じられるように気をつけたそうだ。
モチーフにしたのは、子供の頃に一緒に暮らしていたハムスターで頬の膨らみなどに時間をかけてこだわったという。また、「初代ピカチュウを頭の中でイメージし、少しずつ粘土を足しながら調整する作業を繰り返した」ともんとみさん。