『M‐1』2021年の王者は“歴代最年長”の錦鯉に決定 優勝の瞬間抱き合って涙
19日夜開催された『M-1グランプリ2021』。過去最多6,017組の中から頂点に選ばれたのは…。
お笑いコンビ・錦鯉が、19日に開催された『M-1グランプリ2021』(ABC、テレ朝系)で栄冠に輝いた。
■爪痕残したインディアンス
過去最多となる6,017組がエントリーした2021年の『M-1』。数々の実力派コンビが敗れる中、決勝ファーストラウンドを勝ち上がり、最終ラウンドに残ったのはインディアンス、錦鯉、オズワルドの3組だった。
司会・今田耕司に「すごかった」と言わせしめた高速のボケ、突っ込みを繰り返すスタイルでファーストラウンドを3位で勝ち抜けたインディアンスは、最終ラウンドも勢いそのままに走り抜ける。
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■オズワルドは失速…
同じく2位通過し、史上最高齢となる五十路(長谷川雅紀)での優勝を目指す錦鯉は、逃げた猿を捕獲するネタで小気味良いボケと突っ込みを連発。最後は動きまくった長谷川がステージ上に横たわり沈黙するという静と動を活かしたネタを展開した。
最後に登場した、ファーストラウンドをぶっちぎりで1位通過したオズワルドは、前の2組とはうって変わってローテンションのしゃべくりを披露。伊藤俊介のボキャブラリー豊かなツッコミで会場を沸かせるも、ファーストラウンドがバカ受けだったためやや失速した印象も…。
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■最終審査の結果…
最終審査では、上沼恵美子→インディアンス、松本人志→錦鯉、中川家・礼二→錦鯉、立川志らく→錦鯉、ナイツ・塙→錦鯉、サンドウィッチマン・富澤→錦鯉、オール巨人→オズワルド、と錦鯉が圧勝。
優勝決定の瞬間、2人は抱き合って涙。大号泣の長谷川は「…やってきてよかったと思います。僕はラストイヤーが56歳だったので、今年で決めれてよかったです」とコメント。
ツッコミの渡辺隆は「(号泣する長谷川を見て)涙と歯がないので何をいっているかわからない(笑)。雅紀さんとコンビ組めて本当によかったです」と笑顔を見せた。
審査員の松本は「今までで一番悩んだ。僅差。最後は一番バカにいれようと思った」と評した。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)