3人全員で出生証明書に「親」と記すため 20年経て再び法に挑む同性カップルたち
凍結した受精卵で、体外受精に踏み切った男性3人。父親鑑定はせず、全員の名前を出生証明書に載せたいという。
■法改正に向けてのロビー活動
現在、イギリスでの代理母出産の出生証明書には、最大2名の親を記載することができる。そして、そのどちらかの遺伝物質を使用した受精卵である必要がある。
RIAA Barker Gillette社で家族法を専門とするヴァンダナ・チトロダ弁護士によれば、ベリーさん、トニーさん、スコットさんの3人の名前を出生証明書に記載するため、法改正を求めて政府へのロビー活動の展開が可能だという。
チトロダ弁護士は「彼らがもし前回に続いて2回目の法改正を成し遂げれば、LGBTQIA+界への素晴らしい功績となるでしょう」と期待を寄せている。
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■3人で協力して子育て
ビットコインや医療分野への投資で億万長者となったバリーさんとトニーさんは、アメリカ・フロリダ州に子供全員と過ごすことのできる6億ポンド(約9億円)相当の不動産を所有し、ともに子供たちを育てている。また、イギリスにも拠点を構える予定だという。
バリーさんは、「もうパートナーではなくともトニーとは今でも親友ですし、全員が家族なのです」と語る。バリーさん、トニーさん、スコットさんは今回生まれてくる子供たちの父親が誰なのか、鑑定を行う予定はないそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・原田パラン)