福島県産魚介のデカ盛り丼を販売した寿司店が連日大人気 その理由を探ってみた

常磐ものの美味しさを引き出したデカ盛り丼で人気を呼んだ湯島寿司、成功の秘訣とは?

2021/12/24 05:45



■良い魚を良い腕で調理

2つめは、当然のことだがどんなに食材が良くてもそれを刺身にして出しただけでは芸が無い。店主はヒラメをえんがわ・生・昆布締め・漬けの4種で提供し、ホッキ貝は甘みを出すため湯通し、大穴子は塩とたれの2種と工夫をこらした。

デカ盛りというと量がメインで味は二の次といったイメージがあるが、ベテラン職人の腕で良い魚を調理することで美味しさも極限まで引き出したため、ボリューム満点の丼だったが、残す人はほぼいなかったという。


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■ストイックに良い味を出したことが成功のカギ?

結論としては、良い腕で良い魚を調理し、それを1650円という良心的な値段で提供したことが功を奏したのだと思われる。それで情報に敏感な客を呼ぶことに成功したのだ。

ただ、常磐ものはあまり関東の市場に入ってくることが無く、狙って仕入れるのが難しいということも店主は教えてくれた。


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■常磐ものを流通させるためにみんなで食べよう!

例えば穴子は生きた物をさばいてすぐに煮ないとやわらかくならないし、ヒラメも鮮度が大事なのでいつでも仕入れられる状況にならないと、なかなか普段から使うのは難しいらしい。

常磐ものの美味しさを世の中に広めるには、福島県外でも積極的に常磐ものを消費者が買い、流通を促進させるのが大事なのかもしれない。常磐ものの味、ぜひこれからも広めてほしいものだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男

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