リサイクルが縁で北海道の運送会社がカシューナッツ栽培 ふるさと納税でも人気に

家財類の不用品輸出が縁で、北海道の運送会社がカンボジアでナッツ栽培加工の新規事業に進出。

2021/12/31 19:00



■ふるさと納税の返礼品に

カシューナッツ

苫小牧市は、輸入品を北海道産の塩や牛乳で加工するなど、ブランド化に取り組む商法を高く評価。2021年4月、市の特産品に認定する一方、ふるさと納税の返礼品に加えた。

市政策推進課の担当者は「燻製など厳格な味付けをし、国内市場の他のナッツと差別化を図っている。まだ始まったばかりだが、全国の消費者に普及してほしい」と支援を約束する。


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■次はオイルの商品開発

同市内の観光案内所、札幌市の各商店など道央を中心に、首都圏の大型デパートなどでも販促活動を展開中。

リサイクルショップ開店から10年目の節目となり、近澤社長はナッツのオイルを使った化粧品、健康食品の開発を次のターゲットに据える。収益を増やし、「少しでもカンボジアの人々に給与として還元したい」という。

近澤社長の出身地である苫小牧市は、北日本最大の港湾・苫小牧港があり、北海道の玄関・新千歳空港に隣接。近澤氏は、氷上スポーツの拠点としても知られる苫小牧を、世界に通用するフェアトレード(公平・公正な貿易)を将来の街づくりビジョンに据える。

若い世代には「地元だけではなく、アジア、世界に目を向けてほしい」と呼びかけた。

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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部

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