土屋太鳳主演ドラマ『優しい音楽』 「人の絆の温かさ、音楽の力とともに感じて」
土屋太鳳、仲村トオルらメインキャストがオンライン会見に登壇。撮影の裏側を語る。
■通常ダイヤでの撮影が…
―――撮影中、何かハプニングや印象的な出来事は?
若松:クランクインが江ノ電だったじゃないですか。車両1両借りたりしてやってたんですけど、江ノ電のタイムスケジュールは変えられないんですよ。通常ダイヤで撮影しなきゃいけないもんで、いきなりリハーサルもしないで、もうお願い! みたいに詰め込んじゃって大変だったと思います。
土屋:そうですね、だいたい1回でOKというか。じゃないと進まなかったですよね。
永山:限られてたんですよね、本番できる回数が。2日目はもう1回しかなかったですね。
若松:そうそうそうそう。使える車両がね。それはすごいプレッシャーだと思います。1回失敗すると30分か40分待たなきゃいけない。同じ電車同じを使わなきゃいけないもんで。僕らは2回ぐらいリハーサルをやってるんですよ。
操作上の撮影もありますので、それもちゃんと鎌倉まで行って…だからずいぶん鎌倉通いました、僕らも。おかげさまで富士山ずいぶん見ましたけれども、大変だったです。
―――土屋さんの差し入れが皆さん印象的だったと…。
若松:とても美味しいお弁当でした。
仲村:キャラメルもびっくりするぐらい美味しかったです。キャラメルでこんなに美味しいってびっくりしたの初めてぐらい美味しいキャラメルでした。
永山:クランクインの日も「これ良かったら」とお菓子の詰め合わせみたいなのを、直筆で書かれたカードと頂きまして。すごくマメというか。
若松:聞いたんですよ太鳳さんに。「これは自分でピックアップしてるんですか」って言ったら自分で選んでるんですって。
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■ねぎらいの言葉にウルウル
―――「優しい音楽」というタイトルですが、撮影中で優しさを感じたエピソードありましたらお聞かせください。
仲村:映像というか、撮影部さん照明部さん美術部さんだけじゃなく全スタッフが最善の仕事をするために、まぁそこそこ用意スタートをかけるまでに時間がかかっていたような気がするんですけど。
その間、静かに待ってらっしゃる若松監督の優しさと、そして絶妙なタイミングで「じゃあ行こうか」みたいな声を…その声の中にある優しさ+穏やかな緊張感というか…要はとてもいい空気が流れていたなと思います。
土屋:オールアップのときの監督のスタッフさんへのねぎらいの言葉がすごく素敵で。こんな言葉をかけられたら、若松監督について行きたくなるなという、そういうの本当におひとりおひとりにコメントして。「君は最高だったよ」「ここが最高だ」って具体的に伝えてらっしゃるのを聞いて、そこにウルウルしました。