土屋太鳳主演ドラマ『優しい音楽』 「人の絆の温かさ、音楽の力とともに感じて」
土屋太鳳、仲村トオルらメインキャストがオンライン会見に登壇。撮影の裏側を語る。
■「自分が生きてることで喜んでくれる…」
―――ネタバレしない程度に、印象的なシーンや好きなシーンは?
土屋:坂のシーンがあって、「ここまで送ってしまうと、今度は僕が君を送りたくなっちゃうよ」っていうようなセリフがあるんですけど、そこは何かすごく心が温かくなるというか、タケルくん素敵だなと思いました。
永山:たくさんあるんですけど、ちょっと細かすぎてあれなんですけど…冒頭の家族のシーンで「いただきます」って言った後に、千波ちゃんがおかずをチェックするんですね。
あのシーンがすごくよかったです。冒頭も冒頭でチェックしてるんです、どういうプランで食べようかって。すごくかわいらしいシーンでした。
仲村:全編好きで全部のシーンと言いたいところなんですけど、台本を最初に読んだときから何度読んでも涙がこぼれてしまうシーンがあって。
それは安田成美さん演じるお母さんが、誠の学費を払いに行くというシーンがあるんですけど、ちょっとだけ自分も逆のような状況で大学生活を送っていたせいもあるのかもしれないんですけど、もう本当に何か感動してしまうというか、親の気持ちというものがものすごくにじみ出ていて素晴らしいなと思いました。
若松:一言一言全部大切なセリフなんですけれども、明日このドラマを見ていただくいただける視聴者の皆さん、もしくは今ちょっと生きる事に困ってる人たちに対して、タケルがすごくいいセリフを言ってるんですね。
「自分が生きてることで喜んでくれる人がいる。初めて言われた。そういうふうに言われたことがとても嬉しい」っていうことをタケルが言ってるんですけども、そこの言葉がとても大切だし、こういうシーンを見てくださればいいなと。
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■お腹にいるときから母が聞いていた
―――「優しい音楽」というタイトルですが、皆さんにとっての優しい、あるいは癒しの音楽は?
土屋:エンヤさんです。3歳からずっと聞いていて、多分母がずっとお腹にいるときから聞いてたんですけど、役作りでも、助けていただいてて、普段からもよく聞きます。
永山:音楽というかノイズというか、音っていうことで言うと、僕将棋好きなんで駒音が好きですね。カカンッ! って…「六八金」って。この音を聞いてるとすごく幸せです。音楽じゃなくてすいません。
仲村:自分の車に乗ってドアをバタンと閉めて1人になったときによく聞くのは斉藤和義さんの「おつかれさまの国」っていう曲。本当に気を抜いたときに聞いてる曲ですね。癒されるっていうか、ホッとするっていうか…そういうときに聞いてる音楽ですね。
若松:カット割りをやるときにそのシーンに合った音楽をなるべく聞くようにしてます。癒しの曲、優しい音楽…ということで言うと、やっぱりショパンかモーツァルトが好きですね。
■人の絆の温かさ、音楽の力を感じて
―――番組を楽しみにしている視聴者の皆様に一言メッセージを。
土屋:今という時代は、日常の中にいつも悲しさであったりとか、苦しさっていうものが隠れている時代だと思います。コロナ禍や災害で人知れず心に傷を負ったままの方が多くいらっしゃると思うんですね。
そういう時代だからこそ、人の絆の温かさ、音楽の力とともに一緒に感じていただけたらなと思います。そして今日は雪が降っておりますので、どうか雪と寒さに気をつけて、ご自宅にいらっしゃらない方は気をつけて帰られてください。今日はありがとうございました。
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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる)