小池都知事、コロナ陽性者の増加に警鐘 「これまでとは様相がかなり違う」
小池都知事、爆発的な増加を見せる新規陽性者に危機感。都としての対応について言及。
14日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施した。
■かつてないスピードでの増加
会見冒頭、新型コロナウイルスの感染状況に触れた小池都知事。6日に発表された東京都の新規感染者数の7日間平均が218人に対して、13日の感染者は3,124人(7日間平均で約1,503人)と爆発的な増加を見せている。
この状況に、「まさにかつてないスピード、これまでとは様相がかなり違うスピードで増加するオミクロン株であります。社会活動の基盤が大きく揺らぐ事態も危惧されるということで、感染は止める、社会は止めないということを念頭にしながら、しっかりと対策を講じていきたいと考えております」と語った。
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■社会活動の継続
専門家は、感染の急拡大ですべての都民が感染者や濃厚接触者になるリスクが高まり、社会活動の停止が余儀なくされる可能性があると指摘している。
社会活動の継続をさせるためにも、「都民の皆さんや事業者の皆さんのお力が欠かせないことでございます」「正しいマスクの着用、手洗い、消毒、こまめな換気。これは基本の基でありますので、対策の徹底を改めてお願い申し上げます」と都民へ向けてアナウンスした。