13人出産でギネス認定の代理母 実子と気づかず他人に委ねた息子と再会を切望
代理母として妊娠するまでの間に、夫と性交渉をもった女性が身ごもったのは、その夫との子供だった。
■途絶えた連絡
この連絡を受けたキャロルさんとポールさんはひどく動揺し、連絡をくれたエージェントに「男の子のご両親は、子供を手放したいのですか?」と何度も尋ねたそうだ。
代理母出産希望の両親は、子供を育てていく決意をした。その意思を尊重し、実子をあきらめることにしたキャロルさんとポールさん。お互いに以前の結婚での実子はいたものの、2人の間には子供がいなかったため、ひどく落ち込んだという。
さらに、代理母となったほとんどの子供の家族と連絡を取り合うというキャロルさんだが、この男の子の家族とは連絡が途絶えてしまったそうだ。
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■再会を心待ちに…
イギリスでは、代理母出産を通じて赤ちゃんが養子となる際、18歳になったら自分がどうやって生まれてきたのか、親と連絡が取りたいのかなどについて、手紙を残す登録をすることができる。
キャロルさんと心臓病を抱えるポールさんは、6月に18歳の誕生日を迎える息子からの連絡が来ることを、期待しているそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・原田パラン)