搭乗客の抗議にも動じず 勤務時間外のフライト拒否したパイロットに称賛の声
安全なフライトのためには、超過勤務は絶対NG。そう断る勇気を持ったパイロットを、同業者は絶賛している。
■安全のため必要な措置
最終的に、乗客たちにはイスラマバードへのフライトが再開されるまで、空港周辺のホテルが提供されることになった。そしてパイロットには、十分な休息が与えられたという。
パキスタン国際航空のスポークスマンは、「飛行機の安全のために、すべてのパイロットは適切な休息を取る必要があります」と、無理にフライトを続行しないことへの理解を呼びかけていた。
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■同業者からの絶賛
パイロットの取った行動に対してSNSでは「身勝手で融通がきかない」と非難する声が上がっている。その一方で、「素晴らしいプロ意識」「安全のためのポリシーを遵守したんだよ」と、称賛のコメントが相次いだ。
また、アメリカでパイロットをしているという人物からも「パキスタン人の同業者に代わって一言だけ言いますが、その人は乗客の安全のためになすべきことをやりました」というコメントを寄せている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)