シェルターで死亡した母親の隣に6日間 幼い娘を放置された父親が市を提訴
母親がシェルター利用のための書類に最後にサインしたのは、遺体となって発見される6日も前のことだった。
ホームレスの人々が身を寄せるシェルターで、女性の遺体が発見された。そのそばには、ひとりの幼児が取り残されていたという。幼児の父親が施設を管轄する市を訴えたことで、詳細が明らかになった。『Dailymail UK』など海外メディアが報じている。
■「ひどい悪臭」と通報
シェルビィ・ウェストレイクさん(26)とクルアーン・ラボイさん(31)の夫妻の間には、リリックちゃん(1)という娘がいる。しかし夫妻は別離することになり、シェルビィさんとリリックちゃん母子は、ホームレスの人が集うシェルターで数ヶ月暮らしていたそうだ。
シェルターはアパート風の建物で、ある日「ひどい悪臭がする」と他の部屋の住人から通報があったため、運営するEast River Family Centerの職員が駆けつけた。
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■亡くなった母親の横に幼児
そこで見つかったのは、すでに亡くなっていたシェルビィさんと、そんな母親に身を寄せるリリックちゃんの姿だった。
シェルビィさんの死因は、誤って薬を過剰摂取したことによるものだったという。またリリックちゃんは発見当時、糞尿まみれかつひどい脱水状態だったため、急いで病院に搬送された。