購入希望者も殺到した「えびでぇんす」イラスト 作者に誕生秘話を直撃
エビが踊る「エビデンス」のイラストが話題。作者の聞き間違いから制作がスタートした偶然の作品。
■作者の間違った想像から誕生
今回、取材に快く応じてくれた桂さんに話を聞いた。
最初にエビが踊るエビデンスの絵を描いたきっかけについては、「元々横文字が苦手で、意味が分からずに聞いた音からエビが踊っている姿を想像してしまい、 数年前にアナログで『エビが踊っている』イラストを描きました。今回のイラストはパソコンで再度描いたものになります」と語感からくる間違った想像から作品を制作したと話してくれた。
エビの絵が大反響になったことに対しては「ツイート内で『イラッとした時用』と書いていますが、 相手に対して投げつける用ではなくイラストを思い出して気持ちを落ち着ける等に活用して頂けたらなぁと思います」と使用上の注意を述べていた。
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■妖怪をメインに様々な可能性を模索
元々、妖怪を描くことをフィールドワークにしている桂さんは「元々趣味で絵を描いていた」そうだが「14年前に仲間内3人で妖怪サークルを立ち上げることとなり、そこから本格的に妖怪を描き始めました」と古くから妖怪の絵と向き合っている。
また、個人でも活動しており、「すこやか河童シリーズ」などの作品をツイッターにアップしているという。
今後制作してみたい絵について訊ねると「妖怪や和風のイラストがメインなのは変わりませんが、それ以外にも日常生活で気になったことなどをイラストにしてみたいです」と従来の作風を貫きながらも新しいジャンルの絵に挑戦してみたいとの意欲を語る。
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■アナログとデジタルの二刀流
「最近はデジタルが多いですが、アナログでも描いていますので、それぞれの長所を活かした表現が出来ればいいなと思っています」とアナログとデジタルの絵画二刀流を宣言していた。
偶然から生まれたエビが踊る絵。ウィットに富んでいるが、じっくり見れば桂さんの技術が光る渾身の作品だと言う事がわかる。是非ツイッターを見て桂さんの世界観に触れてみて欲しい。
『そうゆうのはいいからエビデンス持ってこいよエビデンスを!』
と言われてイラッ!とした時用に用意してある絵です。
お陰様で今のところまだ出番はありません。 pic.twitter.com/eJSYso4UaK— 桂つかさ@怪作戦次男 (@KATURA_T) February 19, 2022
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)