『ねほぱほ』震災復興活動から離れた理由を告白 SNS誹謗中傷に「どこまで行ったら…」
福島で起業したゲストが復興活動から離れた理由を告白。当時は復興というゴールが見えず、朝から夕方まで泣いていたこともあったという…。
11日放送の『ねほりんぱほりん』(NHK)に、東日本大震災から11年が経過したことを踏まえて、復興活動から離れた人が登場。番組内では、ゲストが復興活動から離れたその理由を打ち明けた。
■もともとは”国側”の人として
今回登場したのは、震災後に福島で起業したマドカさんと、高校時代に熱心にボランティア活動をしていたエミさんの2人。
そのうちのマドカさんは、もともと福島の会社でイベントの企画を担当していたという。また、震災が起きた年の夏には、全国的に会社や工場に節電をお願いする企画を国が実施したことを振り返った上で、自分は福島の担当をしていたことを明かした。
しかし当時は、マドカさんいわく「国側の人」として事業所を訪問するたび、「ほかにやることあるだろ!」などと行く先々で怒られたという…。
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■「福島のためになることが…」
そんなマドカさんは「こんなのやっても意味ないな」と悩み、仕事が一区切りついたところで退職。
その後、東京のイベント会社に転職した際、福島第一原発関連メーカーとの打ち合わせに参加したことがきっかけで「福島のためになることがしたい」と強く思い、仕事を辞めて福島へと帰ったという。
そしてマドカさんは、県外の人たちが福島に触れやすくなるきっかけを作るべく、商品のパッケージを作る会社を福島で立ち上げたそうだ。