『ねほぱほ』震災復興活動から離れた理由を告白 SNS誹謗中傷に「どこまで行ったら…」
福島で起業したゲストが復興活動から離れた理由を告白。当時は復興というゴールが見えず、朝から夕方まで泣いていたこともあったという…。
■SNSでの誹謗中傷も
すると、会社は1年ほど経った後、さまざまな大手企業からコラボの話が来るように。その他にもマドカさんは、仕事の合間を縫って若者たちの声を聞き、被災地ツアーの企画運営、トークイベントに出席したりと精力的に活動していたとのこと。
だが、自身の活動がメディアに取り上げられることを重荷に感じるようになったマドカさんは、さらにSNSで誹謗中傷もされてしまう。
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■朝から夕方まで大泣き
そして震災から5年が経過したある日のこと。マドカさんは「突然会社に行けなくなっちゃって…」とその当時を思い返した。マドカさんによると、朝会社に着いたものの車から降りられず、ただただ泣いて気が付くと夕方になっていたことがあったという。
この当時について「ゴールがないというか、どこまで行ったら復興なのかっていうのが分かんなくなってきた時期だった」と語るマドカさん。そんなマドカさんはその後「うつ」だと診断され、夫が活動を休む提案をしたこともあり、仕事やボランティアを辞めて福島を離れたそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・綿 つゆ子)