「ラーメン二郎」小麦高騰で一部店舗値上げも、記者が気づいた“企業努力”
ラーメン二郎の店舗が相次いで「値上げ」を発表。コロナ、原油高の影響だ。気になるお店の状況は…。
「価格改定のお知らせ」──。いま、全国の「ジロリアン」がこの文言に恐れおののいている。
3月11日、神奈川にある「ラーメン二郎湘南藤沢店」が16日からラーメンを70円値上げすることを告知。その約1週間前の3月6日には、「ラーメン二郎小岩店」も商品価格を8%ほど値上げすると発表していた。
「値上げラッシュ」が続き、二郎おなじみの行列はどうなっているのか。店舗に足を運ぶと、意外な結果が…。
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■「山盛りスタイル」が人気
ラーメン二郎は、黄色に黒文字の看板で全国各地にお店を構える人気ラーメンチェーン店だ。麺がうどんのように太く、丼には麺を覆いつくすほどの野菜が盛られた「山盛りスタイル」は誰もが知る二郎の常識。
さらに、お店のスタッフから「ニンニク入れますか?」と聞かれ、任意で背脂やニンニクなどのトッピングを無料で選べる「コール」で自分好みの一杯を食すことができる。デカ盛りながら、お値段は店舗によって多少の違いはあれど、小ラーメン(小でも通常のラーメン店の大盛りに匹敵する)が600~700円ほどとリーズナブルな価格でお腹を満たせる。そんなコスパのよさもあり、熱狂的なファンも多い。
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■小麦粉高騰の影響か
そんな二郎の中でも、人気の2店舗が値上げに踏み切った。小岩店は公式ツイッターで、「昨今の原油高、コロナウイルス蔓延の影響による仕入れコスト高騰のため、現行の価格体系を維持するのが困難な状況になりました」と投稿している。
昨年から多くの食材が値上げしているが、特に麺の原料となる小麦粉は、ウクライナ戦争の影響もあって、その影響を顕著に受けているのだ。二郎といえば、その人気の高さからお店の前に大行列ができることで有名だが、今回の「値上げ宣言」を受けてどうなっているのだろうか。