書店の本棚、一冊だけ妙な本が… 「あるはずのない正体」にツッコミ相次ぐ
書店の文庫コーナーで「あるはずがない存在」と遭遇。その光景に、反響の声が寄せられているのだ…。
■よく見ると、ここもおかしい…
書店員さんも疲れていたんだと思う💦 pic.twitter.com/uqPsaVIZtX
— ホールデン📚 (@July16_1951) March 8, 2022
件のツイートは投稿からわずか数日で3,500件以上ものRTを記録しており、他のユーザーからは「この名前だと違和感ないな」「思わず笑ってしまった」「本屋さんあるあるですよね」といった反響の声が相次いでいる。
また「リリー・フランキーだから『ハ行』のコーナーにあればセーフだった」とする指摘の声も少なくない。日本では「姓(名字)名」の順に名前が表記されるのが一般的だが、海外文学などのコーナーでは「名姓」を基準として商品が陳列されるため、「リリー・フランキー」を海外作家として認識するならば「ハ行」に展開するべき、というツッコミが寄せられたのだ。
しかしリリー・フランキーは国内作家のため、背表紙の整理番号には「り」と表記されている。恐らく同書は、書店員が平仮名の「り」を、海外文学に表記されるカタカナの「リ」と見間違えて陳列してしまったのではないだろうか。
もちろん利用客がうっかり戻す場所を間違えた…というケースも、じゅうぶんに考えられるが。
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■事の顛末にほっこり
なお、ツイート投稿主のホールデンさんは読書を非常に愛好しており、ツイッターを通して多くの書店員とも交流を深めているそう。
皆一様に「本好き」なのは勿論だが「仕事内容が激務」という意見もしばしば耳にしてきたため、ホールデンさんは思わず「書店員さんも疲れていたんだと思う」と、労いの気持ちを込めて件のツイートを投稿したというワケだ。
ちなみに、リリー・フランキーの著作はその後、ホールデンさんがそっと「本来あるべき場所」に戻しておいたそうで、事の顛末に思わずほっこりしてしまった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)