書店の本棚、一冊だけ妙な本が… 「あるはずのない正体」にツッコミ相次ぐ

書店の文庫コーナーで「あるはずがない存在」と遭遇。その光景に、反響の声が寄せられているのだ…。

2022/03/21 04:45



■よく見ると、ここもおかしい…

件のツイートは投稿からわずか数日で3,500件以上ものRTを記録しており、他のユーザーからは「この名前だと違和感ないな」「思わず笑ってしまった」「本屋さんあるあるですよね」といった反響の声が相次いでいる。

また「リリー・フランキーだから『ハ行』のコーナーにあればセーフだった」とする指摘の声も少なくない。日本では「姓(名字)名」の順に名前が表記されるのが一般的だが、海外文学などのコーナーでは「名姓」を基準として商品が陳列されるため、「リリー・フランキー」を海外作家として認識するならば「ハ行」に展開するべき、というツッコミが寄せられたのだ。

書架

しかしリリー・フランキーは国内作家のため、背表紙の整理番号には「り」と表記されている。恐らく同書は、書店員が平仮名の「り」を、海外文学に表記されるカタカナの「リ」と見間違えて陳列してしまったのではないだろうか。

もちろん利用客がうっかり戻す場所を間違えた…というケースも、じゅうぶんに考えられるが。


関連記事:伝記コーナーで遭遇した「意外すぎる人物」が話題 まさかその地位にいるとは…

■事の顛末にほっこり

なお、ツイート投稿主のホールデンさんは読書を非常に愛好しており、ツイッターを通して多くの書店員とも交流を深めているそう。

皆一様に「本好き」なのは勿論だが「仕事内容が激務」という意見もしばしば耳にしてきたため、ホールデンさんは思わず「書店員さんも疲れていたんだと思う」と、労いの気持ちを込めて件のツイートを投稿したというワケだ。

ちなみに、リリー・フランキーの著作はその後、ホールデンさんがそっと「本来あるべき場所」に戻しておいたそうで、事の顛末に思わずほっこりしてしまった。

・合わせて読みたい→東京のコインランドリー、何かがおかしい… 衝撃の「お知らせ」にツッコミ相次ぐ

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

単行本版はコチラ【Amazon】

ツイッター書店小説本屋話題リリー・フランキー
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング