野菜の異変に気付かず食べた女性が救急車で運ばれる事態に 「注意して」と警告も
多くの家庭で当たり前のように食べられるジャガイモ。見極め方次第で体調を崩してしまうことも…。
■吐き気やめまい発熱まで…
話題になったツイートについて投稿者に話を聞いたところ、この日知人からの頂いたジャガイモを明太ジャガバタに調理したそうで「ちょっと渋くてあまりおいしくない」とは思ったものの、「貰い物だとこの程度の味だろう」と2個分ほど食べ進めたという。
その後、舌が痺れて気分が悪くなり食べるのをやめたようだが、食後30分くらいで胃の不快感や吐き気の症状があり、1時間後には食べたジャガイモを全て嘔吐したそう。また、震えや動悸が出てきたらしく、「7119に電話して相談した後、救急車を呼びました」と説明してくれた。
病院では「中毒症状だろう」と診断を受け、点滴や自宅に帰ってから服用する薬を処方されたというが、嘔吐感は治まったものの「酷い腹痛と下痢になりました。ジャガイモを食べて半日以上経った後も、下痢と舌喉の痺れ、めまい発熱は治まらず寝込み、ようやく起き上がれるようになったのは食後丸1日経過して、処方された薬を全部飲み終わった後くらいです」とかなり壮絶だった様子。
毒ジャガ食べてから1日半経ってだいぶ症状軽くなってきたので、原因のジャガイモ晒しておく。゚(゚´ω`゚)゚。たしかに緑っちゃ緑だけど、これくらいなら食べちゃうって人絶対いるだろうから注意して!!!まじ救急車で運ばれて天国見えるから!。゚(゚´ω`゚)゚。 pic.twitter.com/PLqUjY4P19
— らぴ☆すまいる! (@rapismile) March 29, 2022
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■ジャガイモには天然毒素も…
後々ジャガイモを見ると、多少の緑っぽさがあるが、「部屋の照明が薄暗く、調理しているときは写真ほど色が鮮明に見えなかったのと、知人から貰ってすぐ使ったので大丈夫だろうと油断していました」と話す投稿者。
ジャガイモは炭水化物やビタミンなど多くの栄養素が含まれているが、「ソラニン」や「チャコニン」という微量の天然毒素も含まれており、食べる時期や見極め方を誤ると食中毒を起こしてしまう可能性もある。農林水産省のホームページによると、天然毒素は過熱しても減らないとのこと。芽や皮を除くことによって毒素の量を減らすことはできるため、厚めに皮をむくことが良いとされる。
また、ジャガイモは収穫後や購入後新鮮なうちに食べ、長期保存をしないことを推奨しているが、保存する場合は傷をつけないように気を付け、通気性の良い冷暗所に置くことがいいんだとか。多くの家庭で当たり前のように食べられるジャガイモだからこそ、今一度しっかり確認してから調理することが大切だ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)