「人間が入れません」とホテルが謝罪 マネージャー咄嗟の神対応が最高だった…
大阪府のとあるホテルが謝罪文を投稿。その「衝撃的すぎるフレーズ」に注目が集まっていたのだ。
■謝罪ツイートの「第一形態」が判明
申し訳御座いません。
ただいま男性サウナが人間が入れないほど高温になってしまい御利用いただけません。御利用予定のお客様には大変御迷惑をお掛け致します。また修理のほうが終わり次第報告させていただきます。— 八尾グランドホテル (@YaoGrandHotel) March 29, 2022
話題のツイートが投稿された日時は、29日の13時38分。
同ホテルのマネージャーは「13時に浴室清掃スタッフから『男性サウナが尋常ではない温度で入れなくなってしまっている』と報告を受けました」「すぐ現場を確認するとサウナのドアを開けた瞬間、まだ室内に入っていないにも関わらず、耳の火傷を感じるほどの熱波を感じました」と、現場に向かった際の様子を振り返っている。
なお、気になる「人間が入れない高温」の具体的な数値は不明とのこと。…というのも、外からサウナ内の温度計を確認しようとしたところ、位置的に見辛く、かといって中には入れない状況であったのだ。
その後のツイート投稿の経緯について、マネージャーは「当ホテルではサウナを目的に来られるお客様が多くいらっしゃいますので、まずツイッターで故障中の旨をお客様にお伝えすることになりました」と説明する。
今回取材に対応してくれたマネージャーが普段はツイッターを運営しているのだが、なぜかこのタイミングで代打に抜擢されたのが入社2ヶ月になるという新入社員。
これがデビュー戦なのは酷すぎるだろ…と一瞬同情してしまったが、新入社員は丁寧で真摯な案内文を書くことに成功したという。しかし件のマネージャーが文面を確認したところ「非常に真摯ではあるが堅い」との印象を受けたため、清掃スタッフの「尋常ではない温度」という報告など諸々を考慮し、「人間が入れないほど高温になってしまったためご利用頂けません」という表現に変更するよう指示したのだ。
つまり件の謝罪文は、新入社員の「ツイッターデビュー戦」と、ベテランマネージャーの「機転」が化学反応を起こした結果誕生した、奇跡のツイートに他ならないのである。
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■現在は問題も解決
男性サウナの修繕が完了し、現在90度でお客様にご利用いただける状況でございます。明日の朝風呂の時間帯には通常通り100度で安定する見通しです。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。— 八尾グランドホテル (@YaoGrandHotel) March 29, 2022
ホテル側は配管の問題箇所などを確認し、すぐさま工事業者に修理を依頼することに。同日夜間には修理が完了し、ツイッターより「現在90度でお客様にご利用頂ける状況でございます」「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と、改めての案内文を投稿していたのだ。
なお、サウナ目的で訪れた来館客には返金対応をするなど、こちらでも真摯な姿勢を見せている。
「人間が入れないほどの高温」で一躍有名になってしまった八尾グランドホテルだが、同館の魅力は(人間が入れるほど)高温のサウナや、隣り合う深い水風呂、ゆったりくつろげる高温温水などの様々な設備。
また館内には、全国最大規模の大衆演劇専用劇場があり、芝居を連日公演しているとのこと。今回のツイートで興味を抱いた人は、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
【施設詳細】
「八尾グランドホテル」
大阪府八尾市八尾木北5丁目101番地
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)