「ロシア侵攻」犠牲者を追悼 若きウクライナ人が訴える悲痛な思い
東京・表参道に集まったウクライナの人たち。彼らは涙を流しながら戦争の悲惨さを記者に訴えた。
■「ブチャでは340人が犠牲に」
来場者は入口で手渡されたLEDキャンドルをウクライナ国旗のすぐ近くに置く。
キャンドルは「PEACE」の文字をかたどっており、静かに火がゆらめく光景と静まり返った参加者、そして会場外から聞こえる街の喧騒とのギャップが印象的だった。
「国連は犠牲者の数を報告していていましたが、先週をもってそれを止めました。収集がつかないほどの数になったためです。(首都キーウ近郊の都市)ブチャでは340人もの方が犠牲になっています」と話してくれたのは日本に住むウクライナ人青年のイーホル(Ihor)さん。
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■涙を流す参加者
イーホルさんは「ウクライナの街で、いま何が起こっているか私達はわからない。しかし、ブチャみたいに民間人が殺された街が出てくる可能性があります。世界中の皆さんで行動して、ロシアを止めなくてはならない。みんなの力でこの戦争を止めて、普通の人生を歩む人を救いましょう」と、涙を流しながら戦争の悲惨さを訴える。
その後集まった人たちは黙祷を行い、犠牲者の冥福を祈った。
ロシア侵略により犠牲となったウクライナの人々への祈祷のご案内です。 pic.twitter.com/PjRUZsSkmr
— 在日ウクライナ大使館 (@UKRinJPN) April 8, 2022
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)