陰謀論者がSNSで航空会社を中傷 「人工降雨で洪水を起こしている」
天候不順が続くオーストラリアで、新たな陰謀論が生まれた。槍玉にあげられた航空会社には、100件を超す脅迫が…。
■脅迫の被害が相次ぐ
こうした陰謀論を唱える者の1人で、ハンデル社の航空機の飛行経路をオンラインで共有しているアリス・マコールさんは、パイロットが「雨を活性化する化学物質を投下している」と主張している。
同社はSNS上のこうした風説により現在まで100件を超える脅迫を受けており、「その中にはパイロットの名前や住所を送りつけ、報復をほのめかす内容のものもありました」と述べている。
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■実際は被災地の地図作り
ハンデル社はAFPの取材に対して、人工降雨を行っておらず、化学物質も投下していないと語っている。また同社のマネージャーは、電話をかけた人々の何人かは洪水ですべてを失い、同社に責任があると思ったと言って苦しんでいたと話した。
なお、ハンデル社の航空機が東海岸上空を飛んでいた本当の目的は人工降雨ではなく、航空写真を撮影して被災地の地図を作成するよう依頼されていたからだという。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)