「冷やし中華」が前倒しスタートの理由は暑さ? マルちゃん本社が”意外な回答”
最近、春先から冷やし中華をはじめるお店やコンビニが多い。家庭でも食べる人が続出していて…。
■東洋水産の意外な回答
「マルちゃん正麺 冷し中華」の販売元である東洋水産にここ数年、同商品を早めに始めているのは暑さが理由なのか、問い合わせた。「発売時期は13年の新登場時より早まっておりますが、暑さが理由ではございません。マルちゃん正麺 冷し中華は、13年 4 月より春夏期間向け商品として新登場いたしました。翌年以降は3月に発売しております。発売時期の変更理由は、販売戦略的な目線になりますが、冷し中華は季節性が高いカテゴリーになりますので、商品発売と小売店様の春夏向けの棚の切り替え時期がかけ離れすぎると、売場に並べることが困難な状況になります。気温などにも左右されますので、これまでの経験と売場での兼ね合いを加味して、3月に発売しております」(東洋水産CSR広報部)。
単に春先から暑い日が増えたからではなく、緻密な戦略に基づいて販売していた。
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■家庭では早くも「はじめた」人が
とはいえ、家庭でも「冷やし中華はじめました」が前倒しになっているようだ。実際、ネット上では「27度の予報だから、お昼は冷やし中華にする」「時期早いかなと思ったけど、夕飯冷やし中華にしちゃった」「温かくなっているのでそろそろ冷やし中華やろうかな」「暑いから職場にスーパーで買った冷やし中華持っていった」など、4月半ばから冷やし中華を食べる人が多数見受けられた。
冷やし中華は夏限定メニューではなくなりつつあるのかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)