「マリカー集団」ストリートカートがひっそりと”閉店” 事業者を取材すると…
かつて東京の秋葉原や渋谷を走っていたストリートカート。秋葉原店を訪れると、「異変」が…。
■「2年前から休業状態」
秋葉原店近隣の別店舗スタッフは、原因をこう分析する。
「コロナが原因ではないでしょうか。20年から外国人が来なくなって、ストリートカートはずっとシャッターが閉まって休業状態になっていました。お店のスタッフらしき人も全然出入りしておらず、気づいたら看板もなくなっていたんですよ。もともと、利用していたのは外国人の観光客ばかりだったので、コロナはそうとう痛手だったのではないでしょうか」(秋葉原店近隣の店舗スタッフ)。
たしかに、以前は秋葉原や渋谷、浅草で観光している外国人がたくさんいたが、ここ数年ほとんど見かけない。ストリートカートは、そうした人たちをターゲットにしていただけに、経営悪化が想像できる。
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■各店舗に電話をかけると…
とはいえ、ホームページは残っていて、各店舗の電話番号も記載されている。現在の状況を聞こうとすべての店舗に電話をかけたが、浅草店と京都店以外の店舗は、日本語か英語で「この電話番号は現在使われておりません」というアナウンスが流れた。
浅草店はコールは鳴るもののつながらず、京都店では日本人が出たが「ストリートカートは2年前に閉店して、いまは全く関係ない別のお店になっています」と言われた。ストリートカートは「閉店」したのか、今後再開する予定はあるのか。ホームページに記載されていたメールに問い合わせたが、期限までに回答はなかった。
ホームページがあるとはいえ、店舗は営業しておらず、電話もつながらないとなると、「閉店」したと見るのが自然な流れだろう。「任天堂裁判」で敗訴したことと、コロナによるダブルパンチが大きかったのかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)