小3の我が子の宿題に「大量のゼロ」が出現 親もビックリな謎設問と思いきや…

小学校の宿題の内容を見た父親が、思わず驚き…。その内容に共感の声が多数寄せられているのだ。

2022/05/12 04:45

小学校に通っていた当時は疑問にすら感じなかった事柄の中には、年月を経て「親」としての立場から見ると、思わず首を捻ってしまうものも少なくない。

以前ツイッター上では、小学生の息子を持つ男性の投稿した「宿題の内容」に、ツッコミの声が多数寄せられていたのだ。

【話題のツイート】これは確かに「ボーナスステージ」?


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■設問にはある共通点が…

注目を集めているのは、千葉県の電器店「キタガワ電気」の店長・日置将士さんが投稿した一件のツイート。

こちらの投稿には「息子の宿題…。こんなにやる必要あるのか…」と我が子の宿題に対する疑問がつづられており、添えられた写真を見ると、そこには懐かしの「計算ドリル」の1ページが確認できる。

新くりかえし計算ドリル

これだけならば特筆すべき箇所はないのだが、注目したいのは設問の答え。「2×0」「6×0」「1×0」といった具合に計20問の設問は全て、答えが「0」になる内容で占められていたのだ。


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■「ラッキーな宿題」に思わず納得

それもそのはずでページ上部に記されている通り、こちらは「0のかけ算」について学習するページ。とはいえ、0に何をかけても0になるため、乱暴に言ってしまえば「機械的に『0』を20回書く宿題」とも解釈できるだろう。

ツイート投稿の経緯について日置さんに尋ねたところ、ある日宿題に取り組んでいた我が子から「えーっ、今日の宿題ラッキー!」という喜びの声が聞こえてきたため、気になる「ラッキーな宿題」の内容を確認したところ、件の「全て答え0」のページに遭遇したそう。

新くりかえし計算ドリル

思わず揃って大笑いしてしまったのだが、宿題では「問題と答え」を全てノートに書き記さなければならなかったため、日置さんは「学習」というより「作業」に近い印象を受けたとも振り返っている。

日置さん同様、疑問に感じたツイッターユーザーは多いようで、件のツイートは投稿から数日で5,000件以上ものRTを記録しており、他のユーザーからは「全部同じやないか!」「もはや手首のトレーニングですね」「ボーナスステージじゃないですか!」「ある意味、夢のような宿題」などの声が寄せられていたのだ。

しかし一方で「考える力を養うための反復練習では?」「たまにはこういう宿題があった方が、勉強のモチベーションに繋がりそう」「0の性質を理解させるためには、必要だと思います」といった具合に、件のページの必要性について主張するユーザーも少なくない。

新くりかえし計算ドリル

そこで今回は、答えが全て同様の設問を何度も繰り返す意図をめぐり、件の計算ドリル「新くりかえし計算ドリル 3年1学期」を刊行する教育書・学習書の専門出版社「明治図書出版」に詳しい話を聞いてみることに。

すると、我われ大人がいつしか忘れてしまった、まさに「目から鱗」な舞台裏が明らかになったのだった。

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