上島竜兵さん急死、報道ガイドライン守らぬテレビ局に厚労省が警告 「許せない」の声も
厚生労働省が各マスコミに発信した「WHO自殺報道ガイドライン」。それを無視する一部メディアに向け、再度注意喚起を行う投稿に反響が。
お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが11日に亡くなった。その死を伝える報道に関して、厚生労働省が各メディアに向け発信した警告文が、ネット上で注目を集めている。
【今回の投稿】「怒っているように見える」という声もあった厚労省の警告ツイート
■1回目の「報道関係者様へのお願い」
11日午前、「報道関係者様へのお願い」という書き出しで「WHO自殺報道ガイドライン」に関するリリース資料を案内した厚労省公式Twitterアカウント。
資料には「報道を過度に繰り返さないこと」「自殺に用いた手段について明確に表現しないこと」「自殺が発生した現場や場所の詳細を伝えないこと」など、避ける必要のある報道例が列挙されており、次の投稿では「自殺報道は、それをSNS上で拡散させるだけで、自殺リスクを高めることに繋がる可能性があります」とその理由をつづり、注意を促した。
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■各社が自宅前に殺到し…
しかしそんな注意喚起に反し、11日午前中から複数のニュース番組が上島さんの自宅付近で中継を開始し、通行人にコメントをとるなどの取材活動を展開。
同日20時、厚労省は再びTwitterで「一部の報道機関でこれに反する報道が行われているため、あらためて要請を行いました」として、言葉やデザインを一部更新させたリリース資料を改めて発信したのだった。