自社の同僚に使うのは「弊社」か「当社」か 30代までは4割が誤用も
自分の会社のことを社内で呼ぶとき、正しいのは「弊社」か「当社」か…意識調査したところ…。
ビジネスマナーには独特の難しさがあるが、ビジネス用語でも悩ましい経験をした人が少なくないだろう。とくに敬語は、使い方によって意味が逆になってしまったり、使い方に注意が必要だ。
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ビジネス上でかなり頻繁に使用する「弊社」「当社」といった言葉も、間違えやすいもののひとつ。Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、自分の会社の同僚に自らの会社について伝えるとき、「弊社」という人が37.5%にのぼった。
「弊」という漢字には、「旧弊」「弊害」などのように「良くない」という意味がある。つまり、自らを貶めて敬意を伝える謙譲語だ。そのため、外部の人に対して用いる言葉で、社内で使用するのは不適切なのだ。
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■30代までは4割超え
今回の調査結果を年代別に分析してみると、最も割合が高かったのは、10〜20代の40.9%。30代が40.1%で続く。
どの年代でも一定程度間違っている人がいるが、最も少なかったのは、会社などで管理職も多くなると思われる50代で、28.0%だった。
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■30代までは4割超え
取引先や得意先に、自分の会社のことを弊社ではなく「当社」と呼ぶのは、場合によっては失礼に当たり、不愉快な印象を与えてしまうこともあるかもしれない。
しかし、同僚に「弊社」と言ってもそうした実害がありうるわけではない。同僚が言い間違えていても、あえてその誤りを指摘しない人も少なくないだろう。4割近い人が間違えたままなのは、そうした背景もあるのかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)