東京チカラめし、10年ぶりに行ってみたら… 焼き牛丼が驚きの「進化」を遂げていた
全国で3店舗のみになった東京チカラめし。久しぶりに食べに行くと、店内は満席で…。
■食べやすい味になっていた
注文から5分程度で着丼。スピード感に懐かしさを感じつつ、早速食べてみる。
口に入れた瞬間、驚いた。肉が格段においしくなっていたからだ。一時期、肉の脂が強かった時があり、人によってはそれを敬遠する声もあった。
だが、肉の脂はさっぱりしており、独特の甘辛いタレともよく絡んでご飯が進んだ。焼き加減もほどよくカリッとしている。米も、以前より甘みが増しておいしくなった印象だ。
少し食べた後に、卓上にあるガリを投入。通常、牛丼には紅ショウガを入れるが、チカラめしは甘酸っぱいガリを入れる。これがさっぱりしていておいしいのだ…。
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■10年ぶりに食べた感想は…
半分ほど食べたところで味変。豆板醤が入った卓上の辛味だれを2周かけ、温泉卵を崩す。これによって、辛みが増しつつも卵によってマイルドになるのだ。
夢中でかき込んでいるうちに完食。14年にお店の撤退が始まった時期には、ネット上で「味が落ちた」という声もあった。だが、10年ぶりに食べてみたら、昔と同じ…否、以前より格段に「進化」していた。
「チカラめし」は21年に香港に1号店をオープンし、現地で大人気となっているという。だが、個人的には国内で食べられるところが増えることを期待してしまう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)