100人の女性に結婚詐欺を働いた男が逮捕 出会いの場はマッチングサイト
女性医師の訴えにより、35歳男の犯行が発覚した。
■結婚詐欺の手口とは?
警察の話では、カーンは女性に良い印象を与えるために、高額な値段で購入する特別な自動車登録番号を持つ高級車を見せびらかしていたそうだ。実際には、車はカーンの親戚の一人が所有していたという。
その他、裕福であるふりをするためにさまざまな都市へ旅行し、ビデオ通話で被害女性たちと連絡を取っていた。 被害女性たちには、年間約30〜40万ルピー(日本円で約480〜640万円)の収入があると語っていたという。
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■インドの結婚事情
インドの「結婚マッチングサイト」とは、結婚を検討している本人、もしくはその家族が登録し、条件の合う相手を探せるサイトである。出身地域やカースト、宗教、職業などで分類されており、サイトも多数ある。
現在でも、インドの結婚は「親が決めた見合い結婚」が大半を占めている。同じ地域やカーストが条件であるため、核家族が増えている現在の家庭では、個人でより良い相手を探すのことが難しい。そのため、結婚マッチングサイトの利用者は大変多いのだ。
しかし、サイト上での出会いは、どこまでが真実か見分け難いため、注意が必要である。実際にカーンは結婚をしていて、3歳の娘、父、妹がいたが、被害女性たちに「独身で両親は交通事故で亡くなった」と話していたという。
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(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae)