自由恋愛禁止を破った密会を暴かれたカップル 家族らがもたらした意外な結末は…
密会がバレて焦ったカップルだったが、予想外の展開を迎えることになった。
■婚姻儀式がSNSで拡散
村人たちはふたりを結婚させるのが最善であると判断し、イスラム教の聖職者である「マウラーナ」に電話をかけ、「ニッカ」と呼ばれるイスラム教婚姻儀式が行われた。
マウラーナは、「ラジュとシャバナは、両者が同意した後に結婚し、妻になったシャバナは3万1,786ルピー(日本円で約5万円)のメハール(持参金)を受け取り、結婚は花嫁の家族、村長、隣人の面前で行われた」と述べた。
まだショック状態のラジュさんは、村人たちにニッカのビデオをSNSに投稿しないよう訴えたが、ビデオは現在、インドのSNSで拡散している。
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■インド人同士の結婚の難しさ
現在でもインドでは見合い結婚が一般的であり、家同士の結婚と言っても過言ではない。同じ宗教やカースト、地域はもちろんのこと、親の決めた相手と結婚をすることが当たり前である。
特に田舎では厳しく、結婚前の男女が自由に恋愛していることが知れ渡ると、地域や村人の考え方によっては、カップルをその親が殺害することもあるほどだ。そのため、事前に恋愛関係にならないように親が子供を監視する場合や、駆け落ちするカップルもいる。
そのような習慣や文化が色濃く残るため、こうしたニュースは「珍事件」として報道されるのだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae)