このガシャポン、不良品と思いきや… 前代未聞の正体が「天才の発想」と話題に
ガシャポンのカプセルを開封すると…。実現不可能と思われた「人体の謎」をスマートに解決していたことが判明したのだ。
■それにしてもバンダイ、ノリノリである
パワプロくんのガチャ“浮いてる足”をこう表現するとは…
発想の勝利すぎる。 pic.twitter.com/42AoHu1CpA
— 思想肉/考えるニク (@idea_meat) May 22, 2022
今回話題となったのは、『eBASEBALLパワフルプロ野球 パワプロくん ならぶんです。』というカプセルトイ。
バンダイでは過去にも「ならぶんです。」シリーズを多数展開してきており、ゲーム『eBASEBALLパワフルプロ野球』の選手たちが整列する様子と「ならぶんです。」というフォーマットの相性が良いと感じたため、今回の企画提案に繋がったという。
まず、バンダイの広報チームに件のツイートを見てもらうと「よくぞ、そんな所にまで気付いてくれた!」と言わんばかりに感動した様子のリアクションが返ってきたのだ。
続いて、開発担当者にデザイン決定の経緯を尋ねたところ「整列を意識していたので『特にポーズ等はつけない』ということを意識していました」「今回話題にあげて頂きました、キャラクターの特徴である胴体・足部分の再現は、特にこだわった箇所になります」という回答が得られ、やはりバンダイとしてもかなりの自信作であることが伺える。
なお『パワプロ』シリーズにおける立体的なガシャポン作品を展開するのは今回が初めてだそうなので、今後の商品化における重要なノウハウが詰まっていると言えるだろう。
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■「こだわる」ことの美学
ちなみに件のツイート投稿主・思想肉さんは大の『パワプロ』好きで、カプセルトイの仕掛けに気づいた際は人前にも関わらず、あまりの感動でつい声が漏れてしまったというから微笑ましい。
作品ファンのために細部までこだわり尽くしたバンダイの姿勢も立派だが、そこに気が付いた思想肉さんの観察眼も「見事」のひと言である。
なお、カプセルトイに関するツイートが大きな話題となったことに際し、バンダイの開発担当者からは「商品化に当たって必須でこだわった箇所だったので、多くの方々にご共感を頂けて大変嬉しく思います。今後も尽力してまいります」というコメントが得られたことを追記しておきたい。
こうしたホビーグッズはやはり「ただクオリティだけを高める」のでなく、バンダイが示してくれたような「こだわりを持った原作再現」と「原作に対する愛情あふれるリスペクト」が何よりも大切であると改めて実感したのは、きっと記者だけではないだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)