ゴキブリによく効く殺虫剤があった… ゴキラボに聞いた「目からウロコの対策」
この時期に悩みの種となるゴキブリ。対策について聞いてみると…。
■よく効く殺虫剤は…
殺虫剤を買おうとドラッグストアに行くと、種類が多くてどれを買えばいいか迷う人も多いだろう。ゴキブリによく効く殺虫剤についても聞いた。
「即効性とまちぶせ効果のある殺虫剤を選んだほうがいいでしょう。かけたらすぐに死ぬ即効性という点では、殺虫剤で大きな違いはありません。
ただ、このタイプの殺虫剤のすごいところは、侵入経路となる玄関などに撒いておけば、そこにきたゴキブリの肢に液がつき、グルーミング(動物が行う毛繕い行動)するゴキブリの習性によって残効性のある成分が体に付着し、死に至ることです。死ぬまでに少し時間はかかりますが、効果は期待できますよ」(前出・和田さん)。
殺虫剤の合成殺虫成分が気になる人もいるかもしれないが、そういう人におすすめなものも…。
「赤ちゃんやペットがいて合成殺虫成分が気になる方は、アース製薬のゴキブリを凍らせるスプレー『ナチュラス凍らすジェット ゴキブリ秒殺』もいいでしょう。
ゴキブリを凍らせて動きを止め、ハッカ油の効果でやっける殺虫剤です。凍らせるタイプのスプレーは、ただ凍らせて動きを止めるだけで駆除までできないタイプもありますが、アース製薬のスプレーは凍らせてきちんと殺すことができます」(前出・和田さん)。
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■「あの説」も聞いてみた
昔から「ゴキブリは一匹見たら百匹いる」と言われるが、本当なのだろうか。前出の和田さんはあくまで「可能性がある」ととどめる。
「一匹のメスゴキブリは卵を約10個生みます。卵蛸(らんしょう)と呼ばれる卵の中にはさらに小さな卵が20前後入っています。つまり、卵蛸が5個あるだけで100個になるということです。ただ、すべての卵が孵化するのは条件的に難しく、あくまで計算上の話になります」(前出・和田さん)。
夏本番を迎える前に、ゴキブリ対策は1日でも早く始めたい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人 取材協力/シェアリングテクノロジー・ゴキラボ編集長・和田麻里さん)