田原総一朗氏、『シン・ウルトラマン』を評価 「日本の安全保障を真っ向から描く」
1984年版の『ゴジラ』にスタッフとして携わった田原総一朗氏が、『シン・ウルトラマン』を評価した。
■「絵空事ではない」
「そんなある時、大気圏外から、銀色の巨人、『ウルトラマン』が出現する。『禍威獣』との闘いが描かれているのだが、これは決して絵空事ではない」とリアリティを感じたとつづる田原氏。
その理由については、「映画では、アメリカなど国際社会は、武器は供与するものの、共闘してはくれない」「通常兵器では太刀打ちできず、『禍威獣』に追い詰められた日本政府は、核兵器の使用も考える…」と、現実の国際関係等を重ねたとしている。
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■安全保障を描いたと評価
こうしたストーリーを受け、田原氏は「日本の『専守防衛』を前提とする、安全保障にまともに突っ込み、警鐘を鳴らした大変な問題作だ」と同映画を評価。
最後は、冒頭で「私が非常に信頼している人物」とした瀬尾氏へ、「瀬尾さんがなぜこの映画に誘ってくれたのか、観終えたあと、深く納得したのである」と思いを明かしている。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)