回収カゴに入れられた食器、その中身が酷すぎる… モラル疑う光景に喫煙者も激怒
人間社会において、何より大切なのがマナーとモラル。某施設の利用客による「目を疑う振る舞い」が波紋を呼んでおり…。
■器が見つかった「状況」に思わず絶句
器が届くまでしばらくのあいだうどんそばの販売を不定期とさせていただきます、ご迷惑をおかけして申し訳ございません(´;ω;`) 今までに灰皿に使われた器もございます、破棄です、こちらの方が効きました。 pic.twitter.com/V2ljnuxR0s
— なかよし自販機コーナー (@zihancorner) June 4, 2022
投稿から数日で1万件近くものRTを記録するほど大きな話題となった今回のツイート。
ことの経緯について、担当者は「開店当初から器の紛失が続いており、70個ほどあった器が22個までに減ってしまいました。防犯カメラや定点カメラを見る限り、持っていっている方を把握しているものもありますが…本当に勘違いで持って帰っている方もおりますので、盗難と勘違いの判別が難しく、頭を悩ませています」と、表情を曇らせながら振り返る。
続けて「そんな折に器の灰皿使用があったので、少し気持ちが折れてしまい、今回のツイートをした次第です」と、自身の心境を赤裸々に語ってくれたのだ。
なお、灰皿としての使用が見られたのは今回の一件だけだが、火がついた状態のまま回収カゴに入れられていたため、結果として重ねてある器も処分しなければならなかったという。
つまりこちらの利用者は、器が再利用されることを知らなかったのでなく、「器を回収する」というルールを知った上で器を灰皿として使用していたことになるのだ…。
関連記事:刺身が買える”レア”すぎる自販機が登場 食べてみると驚きのクオリティだった…
■本営業までの長き道のり
本営業が開始されてから3ヶ月にも満たない「なかよし自販機コーナー」だがその歴史は古く、器材集め等でじつに20年以上もの年月をかけており、約5年間の仮店舗営業(不定期での営業)を経て、ようやく現在の営業スタイルに落ち着いたという。
一定以上の年齢層にとってはどこかレトロで懐かしく、若年層にとっては逆に新鮮に感じられる、独特の空気感が同施設の魅力だろう。
取材の最後に利用客へ宛てたメッセージについて尋ねると、担当者は「殆どがセルフサービスのお店です。おじいちゃん・おばあちゃん・お孫さん、お兄ちゃん・お姉ちゃん・パパ・ママ、マナーを守って楽しく遊んで、皆さんで良い場所・良いスポットを一緒に作って行きましょう。お客様も、県や地域の大切な1ピースです」という粋なコメントを寄せてくれたのだった。
一人ひとりの人間がマナーを守ることで、多くの人にとって大切な憩いの場が守られるという事実を、決して忘れないようにしたい。
【施設詳細】
「なかよし自販機コーナー」
栃木県那須郡那珂川町三輪1073
・合わせて読みたい→自販機のシールに隠された真実、その正体に驚き… 哲学的すぎる「感謝」が話題に
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)