「重複」って本当は何と読む? ビジネスシーンでは“混乱”を招くことも…
日頃、見聞きすることも多い「重複」。しかし、時と場合によっては“何と読むか”困ってしまうことも…。
普段何気なく使っていた言葉が、じつは正しい読み方ができていなかった…ということがある。とくにビジネスシーンなど公の場では、正しい読み方・使い方を心がけたいものだ。
■「重複」何と読んでいる?
Sirabee編集部では、全国10〜60代の男女1,000名を対象に「重複」の読み方に関する意識調査を実施。
その結果、全体の33.2%が「じゅうふく」、66.8%が「ちょうふく」と読んでいると回答した。
「重複」の本来の読み方は「ちょうふく」。「重複」とは、同じ物事が重なることを意味する。「頭痛が痛い」「馬から落馬する」というように、同じ文章や発言を繰り返したり、同じ動作を繰り返したりした際に表す言葉であるが、およそ3割の人は「じゅうふく」と答えていることから、人によって読み方にバラつきがあることがわかる。
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■本来は「ちょうふく」
「じゅうふく」と呼ばれるようになった背景には、「体重(たいじゅう)」「重心(じゅうしん)」「重量(じゅうりょう)」 というように「重(じゅう)」と読むことが多いため、自然と「じゅうふく」と読んでしまう人が増えていったのかもしれない。
そうした状況から、現在では「じゅうふく」と読んでも、誤りではないとされている。