高市政調会長、昭恵夫人の喪主挨拶を明かす 「最期に手を握り返したと」
自民党の高市早苗政調会長が、安倍晋三元首相の葬儀を報告。病院との連絡役として決断に悩んだことを打ち明けた。
自民党の高市早苗政調会長が12日、自身の公式ツイッターを更新。8日に奈良市内での街頭演説中に銃撃されて亡くなった安倍晋三元首相の葬儀を終え、現在の心境などについてつづった。
■生命維持を依頼したことに悩む
高市氏は、「安倍晋三元総理の御葬儀が終わりました」と報告。「先週金曜日の事件発生以来、ほとんど眠れず、食事も吐いてしまい、両親を亡くしたときにも経験しなかった心身衰弱状態でした。今日からは懸命に働かないと、安倍元総理に申し訳ない」とつづった。
事件発生後、九州への出張を急遽取り止め、安倍元首相が搬送された奈良県立医科大学附属病院と関係者との連絡役を務めた高市氏。
「昭恵夫人が病院に到着するまで生命維持処置をお願いしたことが正しかったのか否かと苦しみ抜きましたが、御葬儀で昭恵夫人の喪主挨拶を伺い、救われました。元総理が最期に手を握り返したと」と明かした。
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■「微笑んでおられるような優しいお顔」
9日には都内の安倍元首相の自宅に弔問に訪れ、「土曜日に東京のご自宅でお迎えした安倍元総理は、微笑んでおられるような優しいお顔で、頬っぺたは柔らかく、何故か冷たくもなく」と無言の帰宅をした安倍元首相の様子を振り返る。
そして、「何よりも御令息に先立たれたお母様の苦しみ、昭恵夫人やご兄弟をはじめ御遺族の皆様の深い悲しみを拝察し、改めてお悔やみ申し上げます」と悼んだ。