400店→27店に激減「ドムドムバーガー」 久々に訪れて受けた”2つの衝撃”
業績がV字回復と報じられたドムドムハンバーガー。20年ぶりに足を運んでみると…。
■「ドムドム」の強み
大泉学園店は最寄りである大泉学園駅から徒歩25分。「ドムドム」は駅前の路面店ではなく、駅から離れた住宅街などに近いダイエーのフードコートを中心に展開していた。大泉学園店もスーパーのマルエツに併設されている。家の近くのスーパーで買い物した時に気軽に立ち寄れるのも強みであろう。
記者は午前10時半すぎに訪れたのだが、店内はすでに半分ほど席が埋まっていた。客層としては、40~50代の人が多く、今もコアなファンが多いことがうかがえる。
一時期「絶滅危惧種」と形容されることもあったが、ピンチがあっても50年以上たくさんの人に愛されていることに衝撃を受けざるを得なかった。
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■20年ぶりに食べてみると…
メニューを見ると、先述した「ゴーヤチャンプルーバーガー」や大きなアジフライが乗った「はみでる!アジフライバーガーさっぱりレモン」(単品430円)などユニークな品が並ぶ。迷ったが、ここは原点に立ち帰るべく「ビッグドムセット」(820円)をオーダー。
かれこれ20年ぶりに「ビッグドム」にかぶりつく。ひと口食べて、「あれ、こんなにウマかったか?」という感想を抱く。
2枚のビーフパティは噛んだ瞬間、肉汁があふれる。肉感が強めだが、不思議とパサパサしていない。レタスはシャキッとしていてマヨネーズ、ケチャップソースとの相性が抜群だ。
サイドメニューのポテトもサクッとしておいしい。以前と変わらないどころかおいしくなっていることに衝撃を受けた。
16日には、東京・銀座に「ドムドムハンバーガーPLUS」がオープン。「逆風」を跳ね返す「ドムドム」の躍進から目が離せない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)