値上げラッシュでも「値段が変わらないもの」 メーカーの”企業努力”に感動…
8月に入り、様々なものが値上げする。そんな中、価格据え置きになっているものが…。
■41年貫くコンセプト
一方、ガリガリ君を製造する赤城乳業は、同商品を発売した1981年から41年間貫くコンセプトを大切にしているようで…。「『子供が気軽に買える』をコンセプトの一つにしています。実際、子供の頃にガリガリ君を買ってくれた方が大人になって『価格が昔のままで懐かしい』『こんなに安かったんだ』と再び手に取ってくれています。 今、ガリガリ君を買ってくれている子供達が40年後も買ってくれるためには、76円の価格を据え置くべきだと判断しました」(赤城乳業)。
記者も子供の頃、100円玉を握りしめて同商品を買った記憶がある。小学生でも買える値段が魅力であることは間違いない。
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■安価な価格の秘訣
そんなリーズナブルな価格を維持する秘訣について聞いた。「価格の大小に関わらずアイスクリーム製品の特性上、冷凍下での保管・輸送が必要になります。特に物流・エネルギーコストに対する改善は難しいのですが、工場の生産ライン専用化による生産効率の向上など弊社でできることを日々積み重ねています」(前出・赤城乳業)。
長年老若男女問わず多くの人に愛されているペヤングとガリガリ君。「変わらない良さ」を維持しようというメーカーの情熱は燃え尽きることがない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)