結婚式、コロナから回復する中で… ”画期的サービス”が始まっていた
コロナの影響を受けたブライダル業界。最近は新たなサービスも増えていて…。
人生における大切なイベントの一つといえる結婚式。コロナ禍で大人数で集まることを避け、少人数で式を挙げる夫婦が増えている。ただ、コロナを機に画期的なサービスも導入されていて…。
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■結婚式ができないケースも
飲食業界や旅行業界、宿泊業などコロナは様々な業界に大きな爪痕を残したが、ブライダル業界もその1つだ。式を延期したり、断念した夫婦も多いことだろう。
2020年初めに結婚した30代男性のAさんもその1人だ。「20年1月に結婚して、式も予定していました。式場を決めて衣装選びも進めていたのですが、緊急事態宣言が出たこともあって、21年11月に延期することに。でも、21年夏にまた感染者数が増え、私の親戚が遠方に住んでいることもあって止むなく中止しました。妻も楽しみにしていたので、残念な結果に終わってしまいましたね…」(Aさん)。
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■少人数挙式が増えている
株式会社リクルートの「結婚トレンド調査2021」によると、21年の挙式・披露宴・ウェディングパーティー総額の平均は292万3,000円。コロナ前の19年が354万9,000円だったのに比べると、約62万円下がっている。
全国に60以上の結婚式場を運営し、ブライダル業界大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(以下T&G)の広報担当者は、挙式の実施数はコロナ前に戻りつつあると話す。最近の式の傾向はというと…。
「弊社は、会場によって違いはありますが100~120人収容できるところが多いです。コロナ前の結婚式の規模は平均約70名だったのですが、21年度は51名と2割程度少なくなっています。ただ、20年度は47名だったので少しずつ戻ってきている印象です。今年度のご予約状況でいうと、秋以降は60~100名程度で実施される方が増えています」(T&G 広報担当者)。