嫉妬に狂った新郎が結婚式で新婦を殺害 DV被害が深刻化する中で起きた悲劇
人生最良であるはずの日が、人生最後の日に…。ロシア国内で凄惨なDV事件が多発している。
■招待客にも憤りの声
この凄惨な事件が報じられると、人々は「妻を殴り殺すなんて酷すぎる」「彼は2回も殺人を犯したというのに、18年間しか刑務所に入らないのか」とステパン容疑者に激しい怒りを示した。
また、「誰も助けに入らなかっただって?」「多勢に無勢と言うし、皆で押さえつければこんな事件は起こらなかったはず」といったコメントも多く寄せられており、新郎の犯行を止めることができなかった招待客を看過できない人々も大勢いるようだ。
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■ロシアで多発するDV
ロシアにおける家庭内暴力の多さは、非常に深刻な問題だ。ロシア内務省によると、同国では年間約1万4,000人の女性が夫や恋人からの暴力で死亡しているという。
ロシア警察はDVを「家族の問題」として扱いがちで、DV被害者を守るための法律が存在しない。2017年の法改定により、家族を殴ったとしても、初犯であれば罰金や2週間以下の拘束だけで済まされることになっており、DV事件は増加の一途を辿っている。
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(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)