「中国が侵略準備を進めている」と台湾外相が警告 日本人は早期の退避検討も
台湾には2万人の日本人がいるが、昨今米中対立が激しくばかりだ。そして、中国は本気で台湾へ侵攻しようとしている。
■退避できるなら退避も
冒頭にも指摘したように、台湾には2万人の日本人が日常生活を送っているが、台湾有事となればすぐに日本への退避は難しくなる。
今回、ペロシ米下院議長の台湾訪問直後から中国は軍事的活動を強化しているが、韓国の大韓航空やアシアナ航空は一時台湾を結ぶフライトを停止させたように、緊張が高まれば唯一の退避手段である空路はストップする可能性が高い。
仮にストップしなくても、大勢の外国人が退避のため空港に向かうことで大混乱が生じることは想像に難くなく、できることなら有事になる前の退避が望まれるところだ。
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■ウクライナより難しい
ウクライナの時には大勢の人々が隣国ポーランドなどに避難できた。しかし、それはウクライナが陸続きであることも大きく、海に囲まれる台湾からの避難はウクライナより難しいものになる。
台湾から与那国島は100キロほどしか離れていないとはいえ、その周辺海域は中国軍の軍事演習区域となり、海を使っての退避も簡単に遮断される恐れがある。今後の動向が強く懸念される。
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(取材・文/Sirabee 編集部・セレソン 田中)