毒ヘビによる不幸な連続死 兄の葬儀の翌日に弟も咬まれて死亡

毒ヘビが家に侵入してくる地域では、夏の夜でも布団をかぶって眠らなければならないそうだ。

2022/08/19 06:30


毒ヘビ

毒ヘビに咬まれて死亡した兄の葬儀の翌日に、弟も同じ死因で命を落としてしまった事故が報道され、兄弟の家族に同情の声が集まっている。『Mirror』や『Daily Mail Online』などの海外メディアが、インドで頻発する毒ヘビによる殺傷事故を報じた。



■兄の葬儀の翌日に咬まれ死亡

ゴビッド・ミシュラさん(22)は、ヘビに咬まれて死亡してしまった兄の葬儀に参加するため、インド東部のバワニプル村に滞在していた。

葬儀の翌日、ゴビットさんが眠っているところに猛毒を持ったヘビが侵入し、彼に牙を剥いた。ゴビットさんはその後に死亡が確認されたが、彼の兄が亡くなってたった2日後のことだったという。

同じ家の中で眠っていた別の親戚も、ゴビッドさんと同じタイミングでヘビに咬まれた。彼は一命を取り留めたが、現在も重体で病院に入院している。


関連記事:ヘビ使いがショーの最中ガラガラヘビに噛まれ死亡 毒蛇使用に疑問の声も

■インドの恐るべき四代毒蛇

インドではアマガサヘビ、ノコギリヘビ、ラッセルクサリヘビ、インドコブラが「四大毒蛇(よんだいどくじゃ)」と呼ばれており、その殺傷能力の高さから非常に恐れられている。

どの種類のヘビがゴビッドさんを殺したかは未確認だが、四代毒蛇のどれかではないかと推測されているようだ。

南アジアでは、ヘビに咬まれて死亡する事故が頻繁に起こっており、インドはその中でも最多の毎年1万人以上が犠牲になっているという。被害が報告されないケースもあるため、実際の数はもっと多いと考えられている。

ヘビ大図鑑 ナミヘビ上科、他編:分類ほか改良品種と生態・飼育・繁殖を解説 (ディスカバリー 生き物・再発見)【Amazonでチェック】

次ページ
■「両親が本当にかわいそう」の声
インド兄弟話題葬儀翻訳記事
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング