値上げラッシュに負けず… 安すぎる家系ラーメン「武蔵家」の”企業努力”に感動
春先から値段が変わらない「武蔵家」。同店のコスパの良さには驚くばかりで…。
■コスパの高さ
「武蔵家」初見の方はこの安さがピンと来ないかもしれない。そこで、僭越ながら高校生の頃から15年以上同店に通う記者が簡単に解説したい。
まず650円ながらコスパが非常に高い。基本となるラーメン並のトッピングにほうれん草、ジューシーなチャーシュー、そして海苔3枚が付いているのだ。他のラーメン店でこのトッピングをすると1,000円を超えるところもある。
追加しないでこれだけ具材が豊富なのは冷静に考えてすごい。また、「武蔵家」の代名詞である無料かつおかわり自由なご飯も大きい。
他の家系ラーメンの中にはご飯が別料金のところもあるが、こちらでは無料で何杯も食べられるのだ。きゅうりのキューちゃんの漬物も食べ放題なのもありがたい。(この漬物がまたウマい)
並ラーメンとご飯でお腹は大満足になるのだ。
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■最大の強みは…
何より味が10年以上変わらないのが最大の強みだ。いつお店に行ってもクオリティーが落ちない。
それどころか、ここ数年でさらにおいしくなった印象だ。正直、値段が変わらないとなると、肝心のラーメンの質が落ちたり、ご飯おかわりを廃止するのではないかと心配していた。
しかし、感動的な一杯を提供し続けている。
最近、どのお店に行っても値段が高くなったことを実感してげんなりしている人はぜひ「武蔵家」に足を運んでほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)