日高屋、ついに値上げも「中華そば390円」のまま ”感動的理由”があった…
日高屋が苦渋の値上げに踏み切った。それでも中華そばの値段は変わらず…。
■本社に問い合わせると…
ハイデイ日高によると、「看板メニューであり、長年親しまれているお客様もたくさんおられるので、中華そばの価格は据え置きにさせていただく努力をしました」とのこと。やはり多くの人にとっておなじみのメニューになっていることが大きかったようで…。
「長らく390円という価格で提供させていただいております。昔、学校帰りや部活動終わりに友達と食べたものが、大人になった時も同じ値段であるというイメージを守りたかったところがあります」(前出・ハイデイ日高)。たしかに、記者が週1ペースで通っていた10数年前の大学時代もこの値段だった。「変わらない良さ」を大切にしようという企業努力なのだろう。
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■中華そばの魅力
日高屋で中華そばを食べたことがない人のために、僭越ながら金欠時代何度もお世話になった記者が同商品の魅力を簡単に伝えたい。
具材は、チャーシュー、ねぎ、海苔、メンマとシンプル。
スープは動物系の出汁に加えて、カツオのような魚介の香りが効いている。やや脂が多めで、あっさりすぎずこってりすぎずのちょうどいい塩梅だ。
麺は半透明でつるっとした食感でクセがない。スープを一口飲むと「やっぱりこれだよな…」と思う。何度食べても美味しいと感じる不思議な魅力があるのだ。
多くのメニューが値上げになったのは残念だが、老若男女問わず愛されてきた中華そばの価格を維持した日高屋の「企業努力」は多くの人に伝わるはずだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)