70の「ゴースト看護大学」を摘発 政府は今後も厳しい監視を約束
インドの看護大学200校を抜き打ち検査した結果、70校の違法運営が発覚した。
■なぜMP州には違法看護大学が多い?
看護師の割合が多いのは、南インドのケーララ州出身者である。技術的にも優れており、都市部の病院での勤務者も多い。
一方、MP州や周辺のビハール州、ジャラカンド州は貧困で密林地域も多く、独特な文化を持つ部族も住んでいる。そのため、頻繁な視察が難しくなり違法が行いやすい。そして、これらの州では看護師の仕事は「カーストの低い女性の職業」と考えているため、看護大学も多いのだ。
授業に参加せずに資格の取得ができるのは、学生にとって魅力である。しかし、それにより、技術のない看護師が増えるのは国民として心配だ。
今回の視察では「MP州の指令に従って大学を調査し、その結果に基づいて報告書を提出した」と述べているが、HTの調査記事を読む限りでは様々な疑問を感じる。
同州の医学教育部門の責任者であり、看護大学の登録を行う看護評議会の責任者ジテン・シュクラさんは、今後の監視を厳重に行っていくことを約束しているので、期待したい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae)