福岡にある「ニッチすぎる発祥地」 そこに記された文字が想像の斜め上を行っていた
福岡・門司港にある「バナナの叩き売り発祥の地」がネットで話題。門司区役所に詳しい話を聞いてみると…。
■門司港バナナ資料室も存在
今回の投稿は、わずか数日で2万件を超えるいいねを獲得。話題となった記念碑、発見した時の心境を聞いてみると、「そんな発祥地があるのかと驚きましたね。記念碑の周辺で叩き売りは行われていませんでしたが、近くにある関門海峡ミュージアムでは『バナナの叩き売り』に関する充実した展示がありました」と話す宮田さん。
そこで記者は、関門海峡ミュージアムのバナナ資料室を管轄する門司区役所総務企画課に詳しい話を聞いてみることに…。
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■大正後期に叩き売りが始まった
バナナが日本に輸入されたのは明治36年頃で、台湾の商人が兵庫県・神戸に持ち込んだのが始まりだといわれている。それが大量輸入されるようになったのが明治41年以降。当時台湾は日本の領土であったことと、門司港が台湾と地理的に近い関係もあって、市場が設けられたのだ。
門司区役所の担当者は、「門司港でバナナの叩き売りが始まったのが大正後期です。輸送中に蒸れたものや、加工中に生じた一部不良品などで輸送困難なものは、出来るだけ早く換金する手段として、露天商などの手を経て売りさばかれていました」と話す。
じつは令和となった今でも、毎月第1から第4土曜日と第2、4日曜日の各日13時から門司港レトロ地区で行われており(雨天中止)、人気を博しているという。これは現地まで行ってみたい…。
そんな発祥の地があるのか。 pic.twitter.com/57iKNq7Lix
— 宮田珠己 (@John_Mandeville) August 23, 2022
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)