ももクロライブ会場で見かけた謎の3文字 ハイレベルな「神対応」と称賛相次ぐ
ももクロのライブ会場で、思わず感動してしまう「神対応」に遭遇。施設側に詳しい話を聞いてみて驚き…。
■現場の事情を本当によく分かってる…!
ももクロがライブ運営慣れてるなって思うのはこういうところです pic.twitter.com/FN9WRIbcaX
— 雨水 (@amamizu24) July 30, 2022
まずはイベントの運営元・ハヤシインターナショナルプロモーションに事情を説明したところ、残念ながら取材には応じられないとのことで、担当者に相談すらできない結果に終わってしまった。
そこで別方面から調査を継続したところ、今回の写真が撮影された場所は、じつは「ベルーナドーム内」ではなく、最寄りの「西武球場前駅」のトイレであったことが判明。
件の「ホワイトテープ順路」の詳細をめぐり西武鉄道に問い合わせると、確かにこちらの写真は同駅のトイレ周辺を収めたものであったが、注目を集めている「誘導法」についてはベルーナドームを運営する「西武ライオンズ」の対応であると分かったのだ。なお、西武鉄道からは「当該のトイレは、イベント実施時のみ開放されるものです」という回答も得られた。
続いて西武ライオンズに経緯を尋ねると、広報担当者は「過去にベルーナドームでコンサートを開催した際に、男性トイレの個室利用の方の待ち列がトイレの外まで伸びてしまい、小便器利用の方もその列に並んでしまうことが起きておりました」と、振り返る。
そして「このような事態を解消するために、個室利用と小便器利用の方を明確に区別し、お客様自身にも分かりやすく不便のないような運用を目的としております」と、話題となった取り組みの背景について説明してくれたのだ。
なお、こちらの施策はベルーナドームでのコンサート開始時、特に男性ファンの来客が多いときに実施されているのだとか。
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■ももクロの現場では、こんな配慮も…
今回話題となった工夫は「会場側」の配慮であったが、前述の通り、ももクロのライブは運営の「粋な気遣い」がたびたび話題となっている。
10年以上に渡って「モノノフ」としてももクロイベントに参戦し続けている男性に話を聞くと、「ももクロのライブには『お子様ファミリー席』という座席があり、小さな子供がいる親御さんに嬉しい配慮がなされています」というコメントが。
今回のMOMOFESTでもオムツ替えのスペースや授乳室、キッズスペースが確保されており、細部までファンに寄り添っていることが伺えたのだ。
コンサートやライブ、イベントを全力で楽しむにはグループの魅力だけでなくファン同士のマナー、そして運営の努力が不可欠である。そうした視点から見ると、今回の西武ライオンズの取り組みは、やはり「神対応」と呼んで差し支えないだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)