豚骨ラーメンの元祖「なんでんかんでん」の今 スープが”進化”していた…
『マネーの虎』でも話題になった「なんでんかんでん」。久しぶりにお店に行ってみると…。
■スープを飲んで衝撃が…
待つこと数分でラーメンが運ばれてきた。海苔に文字が印刷された「プリントのり」が乗っていて懐かしさを感じる。
スープをすすって衝撃を受けた。すごくパンチが効いている。10年前に食べた時より濃厚でこってりした味だが、豚骨特有の臭みは少ない。
17年にバラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演した川原さんは、かつて1日1,200人が来店していたピーク時にスープを最大4倍に薄めて出していたというまさかの「裏側」を暴露したことがあった。だが、今回久しぶりに飲んだスープはパワーアップしていた。
麺はやや固めに茹でられた細麺でスープともよく絡む。トロッとしたチャーシュー、半熟玉子、コリコリのきくらげというトッピングも絶品である。
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■記者が感じた「進化」
夢中ですすっているとあっという間に麺がなくなった。ここで替え玉(150円)をオーダー。「なんでんかんでん」には、「替え玉一つは当たり前、二つは男前、三つで一人前」というキャッチコピーがある。
記者が頼むのも「当たり前」なのだ。今では都内の豚骨ラーメンチェーン店で「替え玉文化」は浸透しているが、それを広めたのもこのお店なのだろう。
そんな余韻に浸りながら完食。一度は全店閉店になったが、今でも営業を続けるお店は外観や雰囲気は当時の良さを残しつつも、ラーメンは格段に「進化」していた。
「なんでんかんでん」にはこれからも最高の一杯を提供し続けてほしい。
【なんでんかんでん西新宿店】
東京都新宿区西新宿7-9-15新宿ダイカンプラザビズネス清田ビル1階
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)