家計を支える運転手が宝くじ4億円に当選 貧困家族が一夜で巨額の富を得る
息子の貯金箱を壊して獲得した巨額の宝くじ当選金は、貧困家族の生活を守ることになった。
インドの在住の男性が宝くじを購入し、翌日、25カロールルピー(約4億円)を当てた。現地メディア『Times Of India』が報道している。
■一獲千金を掴んだ運転手
4億円もの巨額の宝くじに当選したのは、インド・ケララ州の州都ティルヴァナンタプラム在住で、オートリクシャの運転手をしているシュリヴァラハム・ナティーヴ・アヌープ・Bさん(30)。オートリクシャとは3輪自動車のタクシーで、便利で安い公共交通機関としてインドの庶民に人気の乗り物である。
アヌープさんは道端の食堂で料理人をしていたが、家計を助けるためにオートリクシャの運転手に転職した。しかし、それでも家計が苦しいため、マレーシアのホテルで料理人として勤めることを決意。間もなく申請中のビザがおりる予定だった。
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■宝くじが家族との生活を守った
アヌープさんはこの宝くじを、2歳の息子の貯金箱を壊して取り出したお金で購入していた。500ルピー(約900円)分の宝くじを狙っていたが、お金が足りなかったため、可能な分だけ購入したという。
そして当選によりマレーシア行きを取り止めて、銀行からの3ラックルピー(約50万円)のローンも断っている。「当選前日に(銀行からローンを)承認されたと連絡があったが、いらないと今連絡した」「22歳の頃から宝くじを買っていて、何度か賞金を獲得したことがある。しかし、最大賞金はわずか2,000ルピー(約3,600円)だった 」とアヌープさんは語った。